ほくろ

皆さん、こんにちは^^。肌クリニック大宮院長の渡辺です。

暑い夏が終わりホット一息ですね。これからは、食欲の秋を存分に楽しもうと思います(^^;)

さて、今回は【ほくろ】についてお話ししようと思います。
俗にいうほくろとは小型の黒褐色の良性腫瘍のことをさしますが、そのほとんどが色素性母斑といいます。黒褐色を示す皮膚疾患の中で最も頻度が高いのがこの色素性母斑です。

色素性母斑には生下時から存在するもの、幼児期から青年期にかけて出現するもの(後天性)があります。大きさを比較すると一般的に直径15mm以上のものは生下時から認められることが多く、後天性のものは7~8mmまでのものが多いようです。色調は均一で淡褐色~黒色を示します。形は円形~楕円形で凹凸がなく平坦なもの、ドーム状に隆起するものがあります。
ほくろを気にされている患者さんは

①悪性なのか良性なのか心配 

②美容的な目的
このような目的で治療を希望します。
ほくろに似た悪性の疾患で代表的なものが基底細胞癌と悪性黒色腫です。
基底細胞癌は年齢50歳以上の顔面(とくに正中部)や頭部に多く認められます。
進行すると表面が崩れ放置すると皮膚の深くまで侵入していきます。
悪性黒色腫は癌の中でも悪性度が高く、形が非対称性で不規則であり色調も不一致などが特徴です。

皮膚科医はこれらの臨床上の特徴をもとにして、肉眼的に治療の否かを判断します。
またダーモスコピーを使った判断では肉眼的より正確に判断することができます。
悪性を疑われる場合は慎重に判断し、必要であれば切除しなければなりません。
ほくろを美容的な目的から治療を希望する場合、切除の他、Co2レーザーで加療することができレーザー治療でも良好な結果を得ています。
*切除...保険適用  *レーザー...保険適用外

円形脱毛症

皆さんこんにちは(^^)肌クリニック大宮院長の渡辺です。

ついに今年も暑い夏がきましたね(^^;)外出する時は紫外線対策に必ず日焼け止めを塗ってくださいね。美肌ですよ。

さて、今回は【脱毛症】についてお話ししたいと思います。
ヒトの毛の成長は次の3つの周期に分けられます。
まず、盛んに成長する成長期が4~7年、毛の成長が止まる退縮期が2~3週間、毛が脱落する休止期が数ヵ月あると言われています。したがって頭髪は、成長期毛が85%、休止期毛が14%、退縮期毛が1%ぐらいで構成されています。頭髪は1日に50~100本程度が生理的に脱落しますが、これ以上抜けることを【脱毛症】と言います。

脱毛症は、主に成長期毛の毛細血管が障害を受けたり、休止期毛に移行することで頭髪が抜け落ちるものですが、臨床形によって、先天性と後天性、限局性とびまん性に分類されます。このなかで最も頻度の高い円形脱毛症についてお話しします。
円形脱毛症はそのほとんどが先行する病変がなく突然、円形ないし楕円形の脱毛巣を生じます。

症例ではすべての頭髪が脱落するものから、体毛まで脱落してしまうものもあります。脱毛症は人口の1~2%に発症すると言われますが、約4分の1が15歳以下で発症します。活動期には病変の周囲で簡単に毛が抜け、抜けた毛は毛球部に行くにしたがって細くなっているのが特徴です。

脱毛症の原因には精神的ストレスが深く関与していると言われますが、その機序ははっきりしていません。ストレス以外には自己免疫疾患、甲状腺疾患、アトピー性皮膚炎などに合併して発症することもあります。

何かとストレスの多い時代ですが、ストレスが頭髪や皮膚に与える影響は、皆さんが想像している以上に大きいと言えますね。

帯状疱疹

さんこんにちは(^^)お元気ですか?肌クリニック大宮院長の渡辺です。早いもので今年も半年が経ちますね。

さて、今回は【帯状疱疹】という皮膚疾患についてお話しします。
簡単に説明すると、急激に痛みが走った後、痛みのある部位に一致して紅斑(こうはん)や水痘が出現する疾患で、水痘帯状疱疹ウイルスによるウイルス感染症です。
支配神経の走行に一致して発症するため、頭や体の右側、あるいは左側というように痛みの部位がはっきり左右に分かれて現れることが特徴です。

水痘帯状疱疹ウイルスに感染すると、まず水痘を発症するのですが、水痘が治った後もウイルスが知覚神経節に潜伏し、疲れたり、免疫機能が低下したときなどに帯状疱疹を発症します。

ですから、帯状疱疹は外からの感染によって発症するのではなく自分自身の体内に潜伏していたウイルスが活性化することによって発症する疾患です。
痛みが皮疹よりも先に現れることも多いことから、はじめは脳外科疾患や神経痛との鑑別が難しいこともあります。診断にウイルスの抗体価を測定する場合もありますが、症状が軽症の場合は抗体価の変動が少なく、有効でないこともあります。

治療は基本的には抗ウイルス薬を用います。抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑える働きがあることから、早期投与が有効です。重症度に応じて外用、内服、点滴の選択をします。また痛みに対しては非ステロイド系の消炎薬の内服あるいは坐薬やビタミンB12、場合によっては三環系の抗うつ薬を使用することもあります。
帯状疱疹は皮疹の治癒後も神経痛が残ることがあります。神経痛は高齢者ほど治りにくい傾向があります。また高齢者や悪性腫瘍のある方、免疫機能が弱っている方などは特に重症化しやすくなります。
眼のまわりに皮疹がみられる場合は、角膜ヘルペスの可能性もあることから眼科も併診する必要があります。

 

最後に、病気の治療には早期発見が重要です。いつもと違う状態や「あれ?」と思うことがあれば迷わず受診されることをおすすめします。

わきが・多汗症

皆さんこんにちは(^-^)肌クリニック大宮院長の渡辺です。

日ごとに暖かくなり、ちょっと動くと汗ばむ陽気になってきましたね。この季節になると汗や汗の臭いも気になるところですが、今回は「ワキガ・多汗症」についてお話ししたいと思います。

汗は汗腺(かんせん)(汗の腺)から出ますが、汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺の2種類があります。
アポクリン腺は性ホルモンの影響を受けている汗腺で、ワキの下や耳の中、性器の周囲、乳首のまわりなど、特定の場所にあります。分泌された汗には蛋白(たんぱく)成分が含まれているため、細菌により分解されると臭いを発します。

一方、エクリン腺は体中に分布し、エクリン腺から分泌された汗はさらっとしていて粘り気がなく、蛋白成分が含まれないため臭いを発することもありません。
ワキにはアポクリン腺とエクリン腺の両方が存在しますが、体温が上昇して発汗が促進されると、アポクリン腺から分泌される汗によって臭いが発生します。腋臭症(ワキガ)とはアポクリン腺から分泌された汗の臭いが強い場合を言います。これに対して多汗症というのは、温度の影響をほとんど受けず精神的な緊張により手の平や足の裏から分泌される汗の量が増加する場合を指します。

腋臭症の治療は制菌作用と発汗作用のある塩化アルミニウム水溶液を外用しますが、この治療法で効果が不十分の場合は手術療法、イオントフォレーシス治療、ボツリヌス毒素による皮内注射法などを行います。手術療法とはアポクリン腺を取り除くものですが、アポクリン腺を完全に取り除くことは難しく、再発することもあります。イオントフォレーシス治療は水道水に浸したパットをワキの下に当てて弱い電流を流す治療法です。イオントフォレーシス治療の作用機序ははっきりしていませんが、電流を流すことで表皮が非特異的障害を受け角化異常を起こし表皮内汗管が閉塞すると考えられています。ボツリヌス毒素注射法は汗の多い部分にボツリニス毒素を注射することで神経に働きかけ、汗腺の動きを弱める治療法です。この効果にはは個人差もありますが、通常3~6カ月間持続しますので汗の多くなる季節に行うと効果的です。

一方、手の平、足の裏、額(ひたい)などの多汗症に行われる治療法には、、胸腔下(きょうくうか)交感神経(こうかんしんけい)遮断術(しゃだんじゅつ)があります。ただし、この手術には手術した部位以外のところから分泌される汗の量が増えてしまうという副作用が出る可能性もあります。
腋臭症や多汗症の治療方法にはそれぞれ長所や短所があるため、医師とよく相談したうえで行ってください。

最後に、腋臭症ではないかと受診される患者さまの中には、実際には腋臭症ではない方も多くいらっしゃいます。場合によっては、精神的なフォローも必要になることもあります。腋臭症が気になる方は自己診断で悩むのではなく、一度専門医にご相談されることをお勧めします。

さめ肌・とり肌

皆さん、こんにちは(^-^)肌クリニック大宮院長の渡辺です。

春の香り、春の風がとても気持ちの良い今日このごろですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
春という季節は、心も気持ちもすがすがしくさせてくれますよねvv

今回は「サメ肌・トリ肌」という皮膚疾患についてお話ししたいと思います。
一般に「サメ肌・トリ肌」と呼ばれる、思春期に上腕の外側にできるザラザラした丘疹は、医学用語では毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)と言われるものです。暖かくなって薄着になると、症状を気にして診察される方も多いのですが、実際には乾燥する冬季に症状が悪化し、夏季には軽快する傾向があります。
同じ様な皮疹が顔面、とくに耳の前からほほにかけて毛細血管の拡張と色素沈着を伴って認められることがありますが、こちらは医学用語では顔面(がんめん)毛(もう)包性(ほうせい)紅斑(こうはん)黒皮症(こくひしょう)と呼ばれ、毛孔性苔癬の一異型といわれています。両者はしばしば合併して認められます。

毛孔性苔癬は遺伝的な要素が強く難治性とされていますが、30歳ぐらいを目安に症状の軽快がみられる人が多いようです。

治療としては、角質融解作用の強いサリチル酸軟膏や尿素軟膏、ビタミンD3製剤を1日に1~2回外用します。この治療法で効果が不十分な場合には、2週間に一度の割合でグリコール酸やサリチル酸を用いたピーリングがお勧めです。さらに、レチノイン酸クリームを外用することによって治療効果が高まります。乾燥気味の肌に多くみられることから、日常の保湿の重要性もお話ししています。また、毛孔性苔癬は肥満者にやや多くみられることから、体重制限を勧める場合もあります。
*ピーリング・レチノイン酸クリームは保険対象外になります。

アトピー性皮膚炎②

皆さんこんにちは(^^)私は今年に入り風邪を引いてしまいました。

この風邪が結構長くて辛かった...。久々の体調不良での年明けスタートでしたが、皆さんはどんなスタートでしたか?初詣に足を運んだ人の数は前年の倍近くになったそうですが、神さま仏さまの有難さが身にしみてわかるような気がします。

さて、前回は「アトピー性皮膚炎」の症状や原因についてお話ししましたが、今回は予防と外用薬についてお話しします。

「アトピー性皮膚炎」は、アレルギー体質(アトピー体質)、敏感肌(ドライスキン)、環境(ハウスダスト・ダニ・乾燥・湿熱)などの3つの要素が絡み合って皮膚に湿疹をつくる病気です。
専門医による適切な薬物療法を受けること、低下している皮膚の機能を補うためのスキンケアを行なうこと、環境を整備することが治療の基本です。

スキンケアで大切なのは、清潔と保湿です。つまり、毎日お風呂に入って汗やダニ、ホコリなど、皮膚への刺激になりうるものをきれいに洗い流すことです。この時、皮膚を強くこすりすぎると炎症を悪化させてしまうおそれがあるため、石鹸をよく泡立ててやさしく洗い、十分すすぎます。入浴後は専門医のもと、適切な外用薬を塗りましょう。症状の軽い人は保湿薬だけでよくなることもあります。
次に「アトピー性皮膚炎」の外用療法についてですが、ステロイド外用剤、非ステロイド外用剤、免疫抑制薬であるタクロリムス軟膏、保湿薬など、いくつかの種類があります。
ステロイド外用剤は弱いもの(マイルドクラス)から、強いもの(ストロンゲストクラス)まで何十種類もありますが、症状に応じて使い分けされます。ステロイド薬は半世紀にも及ぶ使用経験があるため、副作用についてもよく知られています。代表的な副作用は

①皮膚が萎縮(いしゅく)して薄くなり、その結果、血管が浮き上がって赤く見える、

②にきび、ヘルペス、とびひなどの感染症が起こりやすくなる、の2つです。このような副作用は症状に合っていないステロイド薬をダラダラと使用することによって起こります。

タクロリムス軟膏は、ステロイド外用薬に見られる、皮膚が萎縮するなどの副作用が少ないと言われていますが、まだ使用経験が浅いことからやや慎重に用いるべきとされています。

ステロイドと聞くと、「絶対使いたくない」と拒否する人もいますが、専門医の指示に従って正しい使い方をしていれば、まず心配ないと考えてよいでしょう。ステロイド薬に限らず、薬を使っていて何か異常を感じたら早めに専門医に相談するよう心がけしましょう。

アトピー性皮膚炎

明けましておめでとうございます。大宮そごう12階にある肌クリニック大宮・院長の渡辺です。

毎年思うことですが1年って早いですね。昨年は暗いニュースが多かったように思いますが、今年は明るいニュースをたくさん聞きたいですね。
今年も皆さんのお役に立てるように頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします。

さて、今回はこの時期に多くみられる皮膚疾患【アトピー性皮膚炎】について、お話しします。アトピー性皮膚炎は、花粉症やアレルギー性結膜炎、喘息などを発症しやすい家系の人にさまざまな原因が加わって発症する、かゆみの強い湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
原因としてはダニやほこり、乳幼児においては食物などのアレルギー反応によるものと、乾燥やストレスといったアレルギーとは関係のないものが絡み合って起こると考えられています。実際には食物によるアレルギーは多くはなく、腸粘膜の発育が未熟である2歳未満で20%以下、6歳以上ではきわめてまれといわれています。食物アレルギーを調べる方法に「除去投与試験」というものがあります。この検査はアレルギーを起こすと考えられる食物を2週間摂取を中止し、その後やや大量に摂取して症状が悪くなったかどうかを医師が判定するものです。除去投与試験を行なって食物アレルギーが確定されない限り、子供や親のストレスとなる食事制限はする必要がないと思います。ごく軽い症状を含めると乳児の20%はアトピー性皮膚炎を持っているといわれ、このなかの大部分は成人になるまでには自然に治ってしまうのですが、最近は成人のアトピー性皮膚炎も増えています。

成人のアトピー性皮膚炎では、精神的ストレスが関与していることが多く、イライラして掻いてしまうとさらに症状を悪化させてしまいます。
また、一般的にアトピー性皮膚炎にかかる人の皮膚は乾燥しやすく刺激に弱い肌です。
最近、アトピー性皮膚炎にかかる皮膚は、皮膚の重要な保湿因子の1つである「セラミド」
が少なくなっていることが分かってきました。この「セラミド」が減少すると皮膚のバリア機能が低下し、わずかな刺激や汗で炎症が起こって湿疹を発現しやすくなります。
そのため、アトピー性皮膚炎はわき、ひじの内側、首、ひざの裏側などの刺激を受けやすい部位に多くみられます。

美肌のすすめ

皆さんこんにちは^=^大宮そごう12階にある、肌クリニック大宮院長の渡辺です。
早いもので、今年もクリスマスシーズンになりました。今年のクリスマス、皆さんはどう過ごされるのでしょうか?
「美肌のすすめ」も今回で11回目になりました。素敵なクリスマスになるように今回は若い肌を取り戻し、老化のカーブをゆるやかにする方法をお教えします。

30歳ころから女性の体は代謝機能が衰え、ホルモン変調に伴い様々なトラブルが現れます。肌の老化もその一つです。
具体的に肌の老化というと「シワ」、「たるみ」、「しみ」、「くすみ」が代表的です。
「しわ」とは、紫外線や乾燥により柔軟性をなくした角質層が表状においてゆがみが残ったり老化により真皮が弾力をなくすと表状に折り目ができ同じ動きを繰り返すうちに戻らなくなって定着した結果、できるものです。

「たるみ」とは、真皮が弾力を失って皮膚が脂肪を支えられなくなるために起こります。顎(あご)や頬(ほお)、目の下あたりがもたつきますが、さらに新陳代謝が衰えることで老廃物や水分が停滞してむくみやすくなります。

「しみ」には、老人性色素斑という加齢や紫外線の影響でできるもの、肝斑(かんぱん)とよばれるホルモン分泌の影響で現れるもの(中年以降の女性や妊婦さんに多く左右対称にできるのが特徴)、紫外線を浴びるとさらに濃くなり遺伝によるものが多いソバカス、太田母斑という顔の片側の肌の奥の真皮にメラニンが沈着してできたしみ(女子の思春期近くになって発することが多い)など、いくつかの種類があります。

「くすみ」とは、新陳代謝の衰えから毛細血管が酸素不足になり、メラニンを含む古い角質がスムーズにはがれなくなるために肌の色が黄色っぽくみえるものです。
肌の老化の原因は加齢、紫外線、活性酸素といわれています。活性酸素は、タバコ、汚染物質、オゾンなどの環境因子や激しい運動などによる肉体的ストレス、精神的ストレスによって発生します。この悪影響から肌を守るのが抗酸化成分と呼ばれるもので、ビタミンC(メロン、いちご、キウイ、レモン、ブロッコリー、ピーマンなど)のほか、お茶やぶどうなどのポリフェノールに含まれています。皮膚科クリニックで行っている高濃度のビタミンCローションをイオン導入することで吸収を高める治療も効果的です。また、ビタミンAやβカロチンを多く含む食品(うなぎ、レバー、ニラ、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など)にも強力な抗酸化作用があり、細胞にあるコレステロールやレシチン脂質を酸化させる活性酸素の害を防いでくれます。特に赤い食べもの(トマト、さけ、えび、いくらなど)は抗酸化作用が強いと言われています。加熱しても赤いまま、あるいは加熱すると赤くなる食品を選ぶのがポイントです。日ごろから積極的に食べて体の中から綺麗になりましょう。

最後にスキンケアの二つのポイント「洗顔」と「保湿」についてお話しします。
スキンケアでもっとも大切なのは「洗顔」です。毎日当たり前のように洗顔しますが、上手に汚れを落として肌を清潔に保つためにはポイントがあります。間違った方法で洗顔を続けると、汚れが落ちないばかりか肌を傷つけたり、くすみの原因になります。
★ 顔は柔らかく泡立てた泡でやさしく洗う。
★ 帰宅したらなるべく早くメイクを落とす。
★ ぬるま湯で直接流す。(蛇口やシャワーから丁寧に)
そして「保湿」...角質の潤いが失われ、みずみずしさが感じられなくなる30歳以降の肌。季節も冬に向かい、これまで以上に効果の高い保湿ケアが必要です。洗顔でさっぱりした後、水分が蒸発しないうちに水分補給をしましょう。ここで水分補給をしておかないと乾燥が進んでしわができてしまいます。
★ 化粧水はケチケチしないでたっぷりと。
★ パタパタとパッティングする。(毛穴引き締め効果)
★ 保湿成分のヒアルロン酸やセラミドを含有のもの、高濃度ビタミンCローションを化粧水代わりに使うのも効果的。
★ 化粧水で補給した水分を蒸発させないように乳液や美容液の重ねぬりも効果的。
日常の生活の中で自分に出来ることからはじめてみてはいかがでしょうか。毎日の積み重ねが大事です。

そして、「恋をすると女性は美しくなる」と昔からいわれています。確かに好きな人のことや楽しい事を考えただけでウキウキして脳の快感神経が興奮し快適ホルモンが分泌されます。こうしたホルモンの分泌が高まると肌のツヤも良くなり、新陳代謝も活発になります。生き生きとした心が究極の美肌づくりの特効薬なのかもしれません。

汗管腫

皆さんこんにちは^0^ 肌クリニック大宮院長の渡辺です。

最近、急に肌寒くなりましたけれど体調はいかがですか?おでんやお鍋が恋しく思う季節になってきましたね。

 

さて、今回は「汗管腫」という皮膚疾患についてお話しします。
汗管腫はごく日常的な良性の疾患で、個疹は1~3mm大の大きさで、正常な皮膚色、もしくは淡紅色から淡黄褐色調な比較的硬い丘疹で普通多発します。男性と女性とでは1対3の割合で女性に多くみられます。思春期に多くみられ、顔面、特に人の視線の集中する眼(がん)瞼部(けんぶ)に発症します。胸部や腹部、項頚部(うなじ)、上肢、背部、臀部、外陰部、下肢、鼠径部、脇、手にも発症することがあります。

また、汗管腫は部位により次の3型に分けられます。
① eyelid type(眼瞼)
② eruptive syringoma(全身)
③ iocaized type(局所)

これらのタイプは特に病理学的な差はありませんが、①の眼(がん)瞼(けん)に発症するタイプが最も多く②の全身に発症するタイプは比較的まれです。③は眼瞼以外に病変が限局して発症した汗管腫のことです。青年期に1~5mmの丘疹が比較的広範囲に多発して小結節をつくります。
汗管腫の発症については、真皮内に残存した胎児性のエックリン汗腺細胞が後年増殖して
良性の腫瘍になったものと考えられていますが、アポクリン汗腺が関係しているという話もあり、いまだ解明されていません。

患者さんの多くは、美容的な理由から治療を希望します。治療法は、電気焼灼、液体窒素による冷凍凝固法、外科的切除などがありますが、いずれも満足のいく結果は得られておらず、多発例は放置されることも多いのが現状です。そこで最近、汗管腫に炭酸ガスレーザーを照射するという治療法が行われるようになり、良好な結果を得ています。

炭酸ガスレーザーとは遠赤外線領域の気体レーザーで、組織中の水分に吸収されることで発熱し目的の組織を蒸散していく方法です。汗管腫のほか、ほくろの様な病変など良性の皮膚隆起性病変の治療にも適しています。局所麻酔あるいは氷冷下に病変部をねらったスポット照射で組織を蒸散させていきます。施術後、創部に1~2週間、抗生物質が含有されている軟膏を塗ります。創部が自然の状態になるまでは個人差はありますが数カ月~半年ぐらいかかります。

今回は少し難しい内容でしたが医学は日々進化しています。皮膚のことで何か気になることがあれば気軽に皮膚科医に相談してください。きっと良い方法が見つかるはずです。

脂漏性皮膚炎

皆さんこんにちは。肌クリニック大宮院長の渡辺です。

今年の夏は本当に暑く37日連続猛暑日だったそうです。この記録は過去最高かもしれませんね。今回はそんな暑い夏と汗に少し関係した皮膚疾患「脂漏性皮膚炎」についてお話しします。

「脂漏性皮膚炎」は人口千人あたり約2~3%の確率で発症する比較的頻度の高い疾患です。皮脂の分泌が多い所(顔のTゾーン・頭・胸・背中の中央部分)や皮膚と皮膚がこすれ合う所(脇・ソケイ部)などに生じる湿疹をいいます。

主な症状ですが、乳幼児期は生後1ヵ月の頃より発症することが多く、頭部は黄白色の厚いカサブタに覆われたようになります。また、顔のTゾーンや眉毛部も同様のカサブタが付着し、赤いブツブツが出来たりします。時にアトピー性皮膚炎との鑑別が難しいことがありますが、予後はよく、一般的に数ヵ月~1年以内で治ることがほとんどです。
成人期の「脂漏性皮膚炎」は頭部に生じることが最も多いのですが、最初はフケが多く出
ます。それから赤みが増してかゆみが強くなり、皮膚がポロポロ剥けてきたりします。時に顔や身体にも拡がり赤みがでて鱗屑(りんせつ)に伴ってかゆくなります。
「脂漏性皮膚炎」の原因は多くの研究がなされているようですがいまだにはっきりせず、様々な因子が関与しているとされています。その中で皮脂の分泌が過剰になると「癜風(でんぷう)菌」というカビの1種が異常に増えて炎症を引き起こすことが認識されてきました。

予防のためには洗顔やシャンプーをきちんと行い、皮脂をきれいに洗い流すことが大切です。この時、爪をたてず頭皮を傷つけないように指の腹の部分でやさしく洗って下さい。
市販されているフケ用シャンプーの代表的な有効成分として次のようなものがあります。
①硝酸ミコナゾール...抗真菌薬である硝酸ミコナゾールを配合し   たシャンプーが市販されています。
②ジンクピリジオン...フケ用シャンプーとして最も範用されている抗菌剤です。
③二硫化セレン...癜風(でんぷう)菌を抑制してフケ防止とかゆみを止める働きがあります。やや刺激性があり現在ではあまり使われていないようです。
④オクトロピックス...抗菌作用と抗酸化作用があります。
⑤硫黄...角質を溶解し、皮脂を除去する働きがあります。
⑥サリチル酸...角質溶解成分があるのでフケをはがして洗い流す目的で使用します。
このうち、硝酸ミコナゾールは直接的な抗真菌作用を有するので効果的だと思います。外用剤はステロイドが効果を発揮しますが、中止すると再発することがあります。その点、抗真菌剤のローションはステロイドに比べ、即効性という点では劣るものの副作用も少なく使用しやすいという利点があります。

少なくとも皮脂が原因で生じる「脂漏性皮膚炎」の予防は、毎日の洗顔やシャンプーが大切になります。特に頭部は髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うようにしましょう。そして、汗をかいたらそのままにしないできれいに汗を流しましょう。