イソトレチノインを内服する方へ

① イソトレチノインとは

ニキビの治療では、1クール(約6ヶ月間)で98%以上の患者さんが治癒、または改善するとされており、現存する全世界で処方されているニキビの治療薬として、最も強力な薬剤と考えられています。

② 副作用

副作用は多岐に渡りますが、主に以下のようなものです。

(1)皮膚、口、鼻、眼の粘膜の乾燥

この副作用は代表的なもので、ほぼ100%の患者さんに起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。それに伴い、赤ら顔や鼻血もよく起こる副作用です。顔だけでなく体全体が乾燥しますので、保湿剤をしっかり使用していただきます。保湿対策を十分行うことによって、治療に耐えられないというほどの乾燥は起きません。

(2)骨、筋肉、関節の痛みや、頭痛、生理不順

頻度は低いですが起こりえます。特に頭痛は、頭蓋内圧を亢進させる作用があるため起こりえます。軽度のものは様子を見ても良いのですが、症状がひどいケースや吐き気などの他の随伴症状が出た場合には、危険なため中止しなければなりません。

(3)血液データの異常

肝機能障害、腎機能障害、膵機能障害、中性脂肪、コレステロール、血糖値、尿酸値の上昇、血球成分の減少や増加、CPKの上昇が認められることがあります。毎月血液検査でチェックしていきます。

(4)脱毛

2%~4%程度の患者さんに認められます。いきなりバッサリと髪が抜け落ちることはなく、抜け毛が多くなってきたかなという程度から始まりますので、中止すれば元に戻ることが多いですが、極稀に回復しない例も報告されています。

(5)重篤な副作用

視力低下、視野障害などの目の異常、急性膵炎、急性肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショック、スティーブンス・ジョンソン症候群、自殺衝動などが報告されています。

(6)催奇形性

女性には胎児の催奇形性という重大な副作用があり、イソトレチノイン内服における最大の問題点と言えます。従って内服中はもちろんのこと、内服中止後1年間は必ず避妊を行っていただきます。内服導入の際には、毎月妊娠検査薬をご持参頂き、当院にて看護師と一緒に反応チェックをさせて頂きます。

③ 治療期間

約4週間に1度の通院が必要です。治療期間は1クール、6ヶ月間です。治療の効果が弱い場合は、1クールの期間を8ヶ月間に延長することもあります。採血等の副作用チェックが必要なため、定期的に通院できるかどうか、事前にご確認をお願いいたします。

④ 治療を受けられないケース

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

(1)イソトレチノインを個人輸入している方

個人輸入は厚生労働省から禁止されています。当院では医師の責任の下で医薬品の処方と治療を受けることができる患者さんのみに診療を行っておりますので、ご了承ください。

(2)軽症ニキビの方

原則的に、保険治療でコントロールが困難な「難治性のニキビ」や、「中等症以上のニキビ」の方のみに適応があります。

(3)15歳未満の方

骨端線が閉鎖して、身長の伸びにくくなる可能性があります。

(4)20歳未満の方

20歳未満の方は初診時には保護者の方と同伴でなければ、薬の処方はできません。再診時はご本人だけでも診察可能です。

(5)精神疾患を患っている方

うつ病、統合失調症等の精神疾患を患っている方は、治療を受けることができません。既往があって現在完治されている患者さんは、診察の際に医師へご相談ください。

(6)妊娠中の方など

妊娠中、授乳中、または1年以内に妊娠の予定がある方は内服はできません。

(7)レーザー脱毛、フラッシュ脱毛中の方

治療中は脱毛治療は不可です。内服中止後は3~6ヶ月間は脱毛を中断していただきます。

(8)アレルギーのある方

過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。

(9)定期受診・検診の重要性

1クール6ヶ月間、1ヶ月に1回の検査が必要となります。従って、定期的な受診が困難な方には処方できません。

⑤ 内服のタイミング

1日1回、食後に服用してください。もし飲み忘れた場合には、当日中であれば、次の食事の後に飲むようにしてください。次の食事を食べない場合は、気づいたタイミングで飲んでください。前日に飲み忘れた分は、そのまま無視して飲まなくて構いません。例えば、1日1錠飲んでいる方で、前日の分を飲み忘れたからと言って、当日に2錠飲まないようにしてください。再発を防ぐためにも、できるだけ飲み忘れのないようにしてください。

⑥ 併用不可の薬剤

以下の薬とは一緒に飲まないでください。

(1)テトラサイクリン系抗生物質

代表的な商品名:ビブラマイシン、ミノマイシン、ミノサイクリン、ミノペン

相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでることがあります。

(2)副腎皮質ステロイド剤

代表的な商品名:プレドニン、プレドニゾロン、セレスタミン

相互作用で骨を弱くする副作用が強く出ることがあります。
喘息の治療で使用される吸入のステロイド薬や、アトピー性皮膚炎の治療で使用される外用のステロイド薬は、併用しても問題ありません。喘息発作等の治療で行われる短期的なステロイドの点滴も問題ありません。

(3)フェニトイン

代表的な商品名:アレビアチン、ヒダントール

相互作用で骨を弱くする副作用が強く出ることがあります。

(4)ビタミンA

相互作用で副作用全般を増強させる恐れがあります。総合ビタミン剤にはビタミンAが入っているものが多いため、必ずパッケージを確認してください。ビタミンA以外のビタミンに相互作用はありません。βカロテンは摂取して問題ありません。ビタミンAを気付かずに短期間飲んだくらいでは、問題は起こりませんので心配いりません。

⑦ 飲酒との関係

アルコールとの相互作用はありませんので、一緒に飲んでも大丈夫ですが、薬を飲む際は水で飲んでください。また、イソトレチノインを服用中にアルコールを多量に摂取すると肝機能障害などが起こりやすいため、過度な飲酒はお控えください。

⑧ レーザー治療との関係について

光感受性を高めるお薬です。そのため、内服中に光やレーザーを受けると、シミや色素沈着の原因になります。当院の代表的な施術との以下の通りです。

フォトフェイシャル、水光注射、ダーマペン、HIFU、RF ⇒ 3ヶ月は施術をお控え下さい

炭酸ガスレーザー、ピコフォーカス、ピコトーニング、YAGフェイシャル、フラクショナル、シミ取りレーザー ⇒ 6ケ月は施術をお控え下さい

  • *医療の効果には個人差があり、必ず効果をお約束できるものではありません
  • *治療効果の有無に関わらず、治療費用の返金は致しません
  • *当該説明・同意書でも網羅しきれない「予期せぬ副作用」が起こる可能性があります

当該説明・同意書の各事項・文章を熟読の上、内容をご理解いただき、イソトレチノイン内服治療をご希望ください。
ご希望の方は院長診察にご受診頂き、詳細をご説明致します。

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