一般に乾癬といえば、尋常性(じんじょうせい)乾癬のことを言います。乾癬の原因はよくわかっていませんが、一種の免疫反応の異常により生じると考えられています。ウィルス、細菌やカビ等が原因ではないので、他の人にうつる病気ではありません。

乾癬の症状としては、皮膚が赤く盛り上がり、表面に白いカサカサとした鱗屑(りんせつ)ができ、ボロボロとはがれ落ちたりします。 年齢に関係なく全身に生じますが、主に肘や膝、頭の生え際、腰など、外から刺激が当たる部位に出やすく、爪にも生じることもあります。

人によって、かゆい場合もかゆくない場合もあります。 体がだるいなどの全身的な症状は全くないのが普通です。 特殊なタイプの乾癬もあり、赤みの上に小さな膿が多発する膿疱性乾癬や、リウマチのような関節症状を伴う関節症性乾癬がその代表です。

乾癬の原因がよくわからないので、乾癬の根本的治療法は確立されていないのが現状です。 発疹や鱗屑を軽減させたり、症状を悪化させたりしないようにするための治療を行います。 治療方針は皮膚症状から診断し、ステロイド外用剤や、ビタミンD3軟膏などの外用療法、光線治療が中心となりますが、免疫抑制剤やモノクローナル抗体を用いた生物学的製剤による内服療法もあります。

症状の程度によって、選択される治療も異なってきますので、一度皮膚科専門医で相談され、必要に応じて専門外来を受診されることをおすすめします。